こんにちは。小沼陽子です。
朝カフェメンバーにはオーストラリアで学校の先生をされている方がいます。(彼女については以前にもブログを書きましたのでこちらをご覧くださいませ。「オーストラリアで教師をされている朝カフェメンバーとZoomでお話しました」)参加者8名。
昨日は彼女を交えてZoomでお話会を開催し、みんなでオーストラリアの教育事情を学びました。
●学校はすでにペーパーレス
私が一番驚いたのは、新型コロナウィルスの影響でオンライン学習に変更される以前から、オーストラリアの学校ではすでにペーパーレスが実現されていた、ということです。学校内の様々な情報がクラウド上に保存されていて、各自でアクセスし必要な情報を受け取るそうです。
情報というのは、日本の学校では毎日の様に配られる配布資料的なお知らせはもちろんですが、テスト結果のフィードバックだったり、成績表だったり、新クラスのお友達は誰かとか、先生はだれか、とか、様々な情報がクラウド上に保存されるそうです。
子供の日々の状況も先生達がそれぞれ入力することで、他の先生達との情報共有もしやすいとのこと。
オーストラリアでは子供達が一人一台パソコンを持っているだけでなく、情報の活用方法も日本のかなり先を行っていると知り、なんともやるせない気持ちになりました。
●できない理由を考えていたらいつまでも変わらない
我が家は、先日、先生がわざわざ資料をお持ちくださいました。
お忙しいところ申し訳なくこちらとしても心苦しいし、ましてやこんなご時世ですから、早くオンライン化を進め、先生も生徒も楽に学べる環境を整えることは急務です。
オーストラリアでは一クラスMAX32名という話も聞きました。
日本はまず一クラスの子供の人数が多すぎて、先生も苦しいし多様な子供達がのびのびと活動するには無理がありすぎます。どうにかならないものだろうか・・・という話になりましたが、
「できない理由を考えていたら何もできない。乗り越える方法を考えていくしかない。」
とオーストラリアから話してくれる彼女の姿がとても心強く見えました。
●誰でも簡単にホームスクーリングを始められる環境
オーストラリアでは正式にホームスクーリングが認められていて、簡単な手続きを踏めば、誰でもホームスクーリングを始められるとのこと。ホームスクーリングに興味のある母親は、子供がまだお腹の中にいる頃からホームスクーリング団体の説明会に参加されるそうです。環境が整備され、教育の選択肢を各家庭に委ねられている様子が伺えました。
そういった教育事情もあり、彼女の学校にはいわゆる不登校と呼ばれる子供はいないそうです。
午前中から親子で屋外活動をしていても「ホームスクーリング家庭なんだろうね」と、周囲から変な目でみられることもない聞き、いいなあ、と思いました。
ここまで来るにはどのくらいの時間がかかり、どんな歴史があったのだろうか?オーストラリアのホームスクーリング事情については、更に深く研究してみたいと思います。
●今後も気軽なZoomお話会を開催したい
ということで、とても楽しく有意義な時間を過ごせました。
今回のお話会も朝カフェメンバーだけのclosedな会となり、皆様に事前に告知できず申し訳なく思っております。
私にとって色々な面でオンラインの壁はまだ高く、イベントとして開催するのでなく、お茶でも飲みながら気軽にお話できるこんな場が楽しくて、今はとても貴重で大切な時間です。
もう少し、この形で開催していきたいなと思います。
しかし私達のグループはオープンであり安心安全であることを一番大切にしています。新型コロナウィルスの影響で朝カフェを開催できない今、オープンに繋がれる場がなくなってしまいました。
もし、ブログをご覧いただいている方の中で、朝カフェLINEグループに興味を持たれている方がいらしたら、個別に小沼までご連絡いただければと思います。
ではでは。
★朝カフェLINEグループメンバーは不登校やホームスクーラーの親御さんを中心としたライングループです。会費もなく入退室自由なグループです。もし朝カフェLINEグループへの参加を希望される方がいましたら、小沼陽子のメールアドレスまでご連絡ください。E-mail : onu4545@gmail.com