こんにちは。小沼陽子です。
7/30(金)にご近所探検事前レクチャー、8/1(日)にご近所探検in優タウンを開催しました!
参加者は大人4名・子供1名。今回もこじんまりと、且つ、濃い〜時間となりました。
⚫️金曜日夜の事前レクチャー
ご近所探検では、金曜日夜に親向けのオンライン事前レクチャーを実施します。
実はこのレクチャーもとても興味深い内容です。
レクチャーで教わる一コマをご紹介すると、、、
ご近所探検では”ご近所探検ご法度”として、『Google先生封じ・正解マウント封じ』というのがあります。
いわゆる
『ご近所探検中だけはGoogle先生を使わない』
『親が考える正解を子供に言わない』
ということです。
これがなかなか難しい!
他にも写真を撮る上で、
『インスタ映えなどを意識しない』
『他の誰か目線の正解を求めない』
といった約束事もあります。
事前レクチャーでこういった約束事を確認し合うことで、ご近所探検をやりながら、
普段どれだけ親の正解を子供に押し付けているか、
どれだけ自分が他人目線を気にしているか、
と気付かされることが多くあります。
⚫️おやつ持参でわいわいシェア会
そして土曜日はそれぞれ自由に過ごし、日曜日の15時にZoomでまた集合!
それぞれが何枚も撮りためた写真の中から『これ面白い』『これなぞだ』という1枚を選んでシェアします。
この1枚を選ぶ作業も実はとても難しいのです。
今回はそれぞれ好きなおやつを持ち寄り、おやつを食べながらみんなで写真についてワイワイガヤガヤ楽しみました。
⚫️発見の感度があがるとは
みんなのシェア写真の一部をご紹介します。
まずはこちら。
普通のバックなのですが、このバックから感じたお子様の感想が以下のとおり。
「このバックが気になったのは、シンプルで変わっているから」
「このデザインを描いた人は美術館で飾ってもらうか、生活で使ってもらうか考えたけど、結局生活で使ってもらうデザインにした。デザインした人はバックとして生活に取り入れてもらって嬉しいなと思っている」
「発見したのは、植物にはかわいいものもあれば、恐ろしいものもあり、不思議なものもあり、見ていて楽しい。そいう気持ちを一つにまとめて、真ん中の葉っぱのような形にこめている」
ということだそうです。
何気ないバック一つから、デザイナーさんがどう考えたかということをここまで詳細にイメージし物語のように語ってしまう、子供ってやっぱりすごいなあと思いました。
「恐ろしい植物」という言葉が気になり、「怖い植物って何?」と質問してみると、最近よく見かける外来種のお花のことでした。
なるほど〜、確かに外来種のお花は怖いという感覚があるかもしれない。
そういう子供の心の中をのぞけるのも楽しいです。
そして、こちらは『よく見てみると、電線が低いし、たくさんあってすごく気になった』という写真です。
確かに、2階のお宅に電線が引っかかっているようにも見えます。
電線ってこんなにたくさんあったかしら??
電線ってこんなに低かったっけ???
改めて見てみると不思議な光景です。
偶然にも電線つながりとなったのが、次の私の写真。
私は散歩中この看板に気づき、電話回線が土に埋まっているんだ!とめちゃくちゃ驚きました。
普段だとあっけなくスルーしてしまう景色ですが、どの写真もなぞだらけで、不思議がいっぱいでした。
これが『発見の感度があがる』ということなんでしょうね。
⚫️ご近所探検の魅力に取り憑かれて
今回もとても楽しい時間を過ごせました。
ご近所探検では『オレ仮説』といって、自分なりに自由に仮説を考えようという約束があります。そのオレ仮説を考えている時間はありのままの自分を感じることができ、私はとても楽しいです。
参加者さんから「親としても、良い意味で、自分をもっと壊していかないとだめだなあーと思いました」という感想をいただきました。
私もご近所探検をやるたびに、自分の殻を壊していけている感覚があります。
ご近所探検の魅力は本当に奥深いです。
今回はものすごく暑い中の開催となりましたが、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!