こんにちは。小沼陽子です。
私がこれまで、なかなか地域とつながれないと思っていたのは『自分を開く、そしてプロジェクトを開く』ことができていないからだと気づき、我ながら衝撃を受けています。
その事について、ちょっと書いてみました。
●外から見た私達の存在
私は「地域のみんながHome!のホームスクーリングタウンを作りたい」と言い続けているけれども、どう地域とつながったらいいのか分からないというのが実情でした。
先日、ある方が「私達からお手伝いをさせてほしいというのは言いづらい」という話をしてくださいました。
その時、私はハッとしました。
自分たちがホームスクーラーだけでかたまり、他を寄せつけない雰囲気を醸し出しているのでは、と気づいたのです。
私はそれに気づきショックでしたし、大きな衝撃を受けました。
私達ホームスクーラーはまだまだマイノリティーであり安心安全な場所を作るのはもちろんです。でも他者を排除してはいけない。私の活動により私達が孤立してはいけない。
深く考えさせられるきっかけをいただき、本当に感謝しています。
●開くことの恐怖
なぜ、地域の方と交流を持つことが難しいのか?それは自分の存在を否定されるのが怖いからです。
以前、子供達の登校見守りなどの支援されている地域の方から「小沼さんのことは良く知っています」と言われたことがあります。一方、私は全くその方を知りませんでした。
その方は「なぜ私を知っているのか」はお話してくださいませんでした。
私は『子供を学校へ行かせない変な親と見られているのだろう』と勝手に感じ、その方に対して完全に閉じてしまいました。
開くということは否定される危険性があるということ。だから怖いのです。
しかし閉じてしまったら、そこでおしまい。理解されず私達は孤立します。
勇気を持って自分を開き、一生懸命説明し、伝え続けることを諦めてはいけないと強く思っています。
●サンクスポイントカード作り
話が少し飛びますが、ホームスクーラーが地域の方々のお手伝いをしたらポイントが貯まる『サンクスポイントカード』というのを、今作っています。
一緒に参加した友達とのつながりや地域の方とのつながりができる、楽しいきっかけになることが目的です。
ホームスクーラー自らが積極的に地域にかかわっていくことは、やはり難しい。だから私はそのきっかけとなるツールをたくさん作りたいと思っています。
その一つとなるサンクスポイントカード。小さく始めていきたいと思います。
※サンクスポイントカードの詳細はこちらの記事をご覧ください→『サンクスポイント ”優” 始めます!〜子供達が作成したカード完成★〜』
●自分を開く
実は『自分を開く』という言葉に至ったのは、先日、尊敬するNPO法人アサザ基金代表の飯島博さんのお話を聞いたことも影響しています。
彼は、考えるということは『境界にあって膜として作用すること』『既存の枠組みを超えた新しい繋がりを創り、新しい意味や価値を浮上させ、問題を溶かす』とおっしゃっていました。
私は自分が境界の膜となって考え続け、問題を溶かし、新たな価値を作りたい。
そう思っています。
(家族で訪問した山梨の写真。遠くに富士山も見えます。↓)