ホームスクーリングを研究している学生さんから、ホームスクーリングについて卒業論文を書くにあたりいくつか質問を受けました。その質問に回答する事が私の考えの整理にも繋がりました。ということで、質問&回答を皆様にも共有したく、数回に分けてブログにアップしていきます。
質問:不登校とホームスクーリングの違いは何であると思いますか。
不登校とホームスクーリングは、外から見ていると同じように見えます。ただ大きな違いは「私はホームスクーリングを選択している」という気持ちの違いです。
不登校の大きな問題は「自分はダメな人間だ」と思ってしまう事です。不登校で元気や自信を失っている子供にとってはフリースクールへ通うことも難しく、「学校だけでなくフリースクールへも行けなかった」とさらに落ち込んでしまうケースもあります。
ホームスクーリングの最大のメリットは「家にいても今のあなたでOK!」と親子ともに自己肯定感を持てる事です。
自分に自信を持てたら、学校でもフリースクールでもホームスクーリングでもどこでも学べるのです。ホームスクーリングという選択肢を作ることが、不登校親子の元気に繋がります。様々なフリースクールが設立されてきていてそれはとても有難いことです。ただまずは不登校親子が元気にならないと何も始まらないのです。
大学生から質問シリーズは今回で終了です。
最近はホームスクーリングに興味を持つ大学生が増えていると感じています。大学生と話をするたびに、今の大学生が子供を持つ頃には教育の形は大きく変わっているんだろうなと希望を持てます。
大学生からもホームスクーリングについての認知が広がる事をとてもありがたく思います。