地域通貨を使ってホームスクーリングタウンを作りたい

こんにちは。小沼陽子です。

11/10(火)、私はメンバーと共に大阪府箕面市で流通する地域通貨『まーぶ』の視察に行ってきました。

視察に至るまでの経緯などを書こうと思います。

●当事者だけで孤立しないために

新型コロナウィルスの影響で引きこもり始めた3月ごろから、私は、人と人との繋がりの必要性をより強く感じ、不登校当事者だけで固まり孤立してしまうことの危惧を抱き始めていました。

私達のグループは『安心安全な場』であることをとても大切にしていて、今もそれに変わりはありません。

「私達は外からはどう見られているのだろうか?」

それを気にするようになったのも、3月ごろからです。どうやら私達は近寄りがたい雰囲気を醸し出しているかもしれない、と気づいたのもその頃からでした。

『安心安全の場を守ること』=『他者の排除』となってしまっていけない、と今はとても強く思っています。

●ポイントカードやってみる

「当事者団体である私達が地域と繋がるにはどうしたら良いか?」を日々考える中で、ポイントカードを始めてみました。

「どうなるかわからないけど、とりあえずポイントカードを作ってみよう!」と私が動き出したら、それに続き子供達が動き出しました。スキルの足りなすぎる私に比べ、子供たちのスキルは一流です。結局、子供たちがカードを作ってくれました。

ポイントカードはまだまだ始めたばかりで実験中ですが、子供と一緒に動けたことが、私には貴重な経験となりました。

今後も朝カフェなどに参加してくれた子供達とポイントカードの利用方法を一緒に考えていきたいです。

●地域通貨の可能性にワクワクがとまらない

ポイントカードで小さく始めますが、私の一番やりたいことは、ポイントにしろ通貨にしろ、それを藤沢市内でグルグル循環させる事です。

ホームスクーラーが外に出てくるきっかけのツールとして地域通貨を活用できて、しかも自分の得意で誰かの役に立てる。

妄想するだけでワクワクがとまりません。本当は、その先の構想も描いているんですが、今日はこの辺でやめておきます(^^)

私は3年前に5ヶ年計画なるものを描いたのですが、そこには地域通貨を中心としたホームスクーリングタウン構想が描かれていて、現実が少しづつそこに近づいています。計画は書いてみるものだなあと思います。

ホームスクーラーは昼間たっぷり時間があります。
でも学校に行かない親子は午前中は外に出にくい、というのがまだまだ今の実情です。

ホームスクーラーが地域通貨を稼いだり使ったりして、昼間堂々と過ごせる街の雰囲気にしたい。
地域の方々も当たり前に受け入れてくれる社会にしたい、という私の思いは3年前からかわりません。

●地域通貨『まーぶ』視察

先日、大阪府箕面市で流通している地域通貨「まーぶ」の視察に、代表小沼、大阪在住のメンバー森岡、子供メンバー1人の3人行ってきました。

まーぶは、経済的な困窮を背景に教育や体験の機会に乏しく地域社会から孤立した子供達が、環境に左右されずに「かけぐ」「つかう」「ためる」「かなえる」の体験を通して、社会の中で主体的に生きていく力を獲得するために生まれた通貨です。

私達の住む藤沢とは歴史も違い、まーぶが始まるまでには、様々な事情があったことを知りました。

百聞は一見にしかず、でホームページだけでは分からない貴重なお話が聞けて、とても勉強になり、大変有意義な時間でした。

報告は改めて書きますね。

3年前にプロジェクトを立ち上げた思いを胸に、ホームスクーリングタウンを少しづつ形にしていきます。

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