【ご報告:カフェプラス】不登校は子ども本人の問題ではない、環境の問題なんだ

こんにちは。小沼陽子です。
昨日は不登校経験者である渥美素子さんをお招きしてお話する「Cafeプラス」の開催日でした。
暑い中、11人もの方にいらして頂きとても盛り上がりました⭐︎

13時開始で15時終了だったのですが、話し足りず1階のエレベータホールで全員で立ち話をすることになり、結局そのままファミレスに向かい2次会?も開催しました。で、終了したのは17時半ごろという(笑)

いつもの朝カフェではほぼ自己紹介で終わってしまうので、昨日のようにゲストを交えてお話をする会というのもとても楽しかったです。

●私はダメな子じゃないんだ!と思えたのは・・・

ゲストとしてお招きした渥美さんは中学から高校のころ五月雨式不登校を体験されて、その後、早稲田大学へ入学して現在はフリーのTVディレクターとして活躍されています。

渥美さんが当時どんな気持ちだったか、渥美さんのお母様はどんな様子だったか、そして私が一番印象的だったのは、気持ちの転換をはかれたきっかけとなったのが「大学進学」という学歴とかそういうものではなかったというお話です。

「見返したいという思いを抱え、早稲田大学に入学したけれども、学校に普通に行けなかった自分は人並みのことができない劣った人間だという、崩壊した自尊心がそのことで埋められることはなかった。自分はダメだという思いはなくならなかった。学歴とかそういったものを追い求めたら、アメリカの大統領にでもならないといけなくなる。上には上がいる。」
「東京シューレ葛飾中学校の撮影のため3年間通ったとき、東京シューレ葛飾中の子供達がイキイキとして輝いている姿を見たり、しっかりと自分の言葉を持っている子どもたちと話したりして、不登校は子ども本人の問題ではない、環境の問題なんだ、周囲の大人が信頼に足る大人であれば、彼らは自分を出せるんだ」
「この子たちはダメな子どころかとてもすごい子たちじゃないか、ということは、私もダメな子じゃなかったんだ」と思えたそうです。

●子供の夏休みの宿題、母親はどう対応したら・・・

他にも色々興味深いお話がありました。

参加された方の質問で
「娘が夏休みの宿題をやらなきゃいけないと思いながら、ずっとプリントを机に置きっぱなしにしてある。やりなさいと言ってもきっとやらない。」「母親はやらなくていいよ、と言ってあげるのがいいのか、どうしたら良いのでしょうか?」というのがありました。

この質問に渥美さんがお知り合いの方のエピソードをお話くださいました。

「学校に行っていないお子様が夏休みの宿題を前にして元気をなくしたのを、お母様が見かねて、“これ、破いちゃおうか?!”と一緒にビリビリと破っちゃった、そうしたらお子様もお母様もすっきりしてすごく元気になれた」

このお話にはみんながとても盛り上がりました。

確かにどうせやらないなら、悩んでいる時間がもったいない。私たちには思いっきり遊ぶことの方が何倍も大事。結局勉強をやる気になったら、自分で自分にあった問題集を買うことになる、というのは我が子をみていて思います。このエピソードには私も大共感でした。

●感想いろいろ

リアルでの会の後、実はラインでも色々と盛り上がっているのです⭐︎
その中から一部、昨日のカフェプラスへご参加頂いた方の感想を掲載させて頂きます!

「渥美さんにもあたたかい皆様にもお会いできて嬉しかったです🎶手付かずの宿題『一緒に破り捨てちゃう?』と聞くとめっちゃ嬉しそうでした。いいお話を聞けました😄今日の開催時間は夜型の私にはとてもありがたく、また是非お願いします。」

「この会に伺う度に我が子が愛おしく感じられ、家でもいつも以上に笑顔でいられます。皆さんとの出会いに感謝です。」

「陽子さんたちの集まりに参加させて頂くたびに心がすぅーっと軽くなり娘との関わりが更によくなってると感じます。」

渥美さん、そして参加してくれた皆様、暑い中いらしてくれて本当にありがとうございました。私もとーっても楽しかったです。2次会?のタピオカ飲みながらおしゃべりもすごく楽しかったです。カフェプラス、また開催したいなと思っています。

なお、渥美さんは「不登校を考える親の会 熱海」の世話人もされています。「不登校を考える親の会 熱海」は毎月開催されていますので、もし良ければ是非こちらにも足を運んでみてくださいね。「不登校を考える親の会 熱海」Facebookページはこちらです。

ではでは!

 

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